大規模修繕工事の見積書は各社の仕様や金額がマチマチだから比較が困難!

管理組合が、それぞれ個別の専門業者(設計コンサルタントや工事業者)と折衝し、予算書や見積書を取得した場合はそのような結果になります。
管理組合に基本的なポリシーがなく、思いつきで接触した業者から金額の提示を受けることを繰り返したら、金額や仕様もマチマチとなり収拾が付かなくなります。

金額の比較を同じ土俵でおこなうには、統一された仕様・数量(土俵)に基づいて見積を取得した上で検討する必要がありますが、このことを管理組合が自らおこなうことはむずかしいと思います。

マンションの現況を調査し、管理組合の意向を汲み取った上で仕様書を作成し、数量を算出する作業は専門業者に任せておけば良いのです。
多くの場合、その作業は管理会社や設計コンサルタントが行います。
管理組合は、それらの業者に的確な指示を出し、仕様と数量を確定させたうえで工事業者に見積を依頼し、比較検討するだけの作業を行えばよいのです。当然見積比較一覧表もそれらの業者に指示して作成させます。

私のマンション管理士事務所では、管理組合が大規模修繕工事を進めるに当り、管理組合の意向を確認しながら合理的な合意形成や、設計コンサルタント等へ的確な指示を与えるためのお手伝いをおこないます。