設計コンサルタントの報酬について

設計事務所(設計コンサルタント)の報酬については、総工事費の何%という言い方をしますが、工事の規模や内容によっても大きく違ってきます。

私は、聞かれた場合は約5%といいますが、工事金額によっては2~3%になったり、逆に10%になったりすることもあります。

設計事務所に依頼する内容を明確にして、きちんと見積を取ることが肝心です。

極端に安い報酬金額には注意!

なお、残念ながら悪質な設計コンサルタントも存在します
私がこれまで繰り返しブログ等でお伝えしてきたことですが、これまで、あまり公に問題が取り上げられることがありませんでした。

しかし、2016年11月にマンションリフォーム技術協会(MARTA)が「不適切コンサルタント問題への提言」を公表し、2017年1月には、国土交通省から日本マンション管理士会連合会に対して「設計コンサルタントの活用に関する通知」があり、悪質な設計コンサルタントの存在が徐々に問題視されるようになってきています。

具体的に何が問題かと言いますと、極端に安い報酬金額を掲示しつつ、施工会社からバックマージンやキックバックを受け取って出来レースを仕組んでいる場合があるのです。管理組合が安い業者を選べたと思っても、実は出来レースですからその金額は安くはなく、関係業者がしっかりと儲かるようコントロールされた金額なのです。

設計コンサルタントの選び方、考え方について、私の個人ブログに書いたものがありますので、よろしければ合わせてご参照ください。

また、設計事務所主導による談合事例を書いた記事もありますので、そちらもご参考になさってください。

ノーリベート宣言!(マンション管理士事務所初)

当マンション管理士事務所では、「当事務所及び所員が業務に際し受領する報酬は、顧客からの報酬のみとし<、関連業者からのリベート・インセンティブ等は一切受け取らない。」という倫理規定と共に、業界初となる「No リベート宣言!もさせていただいております。